税のコラム
2015年03月20日

世にも珍しい独身税に関して

税金に関して思い浮かべる種類といえば、所得税や相続税や消費税などです。

しかし、ブルガリアでは世にも珍しい種類の税金がありました。少子化対策のために独身である人を対象に税金をかける、独身税という税金で、実際に制定して、施行していた時期がありました。独身者の収入の5パーセントから10パーセントを目処にして徴収し、国の財政の安定や出生率の増加を図っていたそうです。

このブルガリアの独身税は十年かけて施行されていましたが、結婚の件数の増加が見込めないことと、世論の反発が出たことによって廃止されました。

日本でも戦前から戦争の直後にかけて、独身の人に税金をかける施策を行っていた時期がありましたが、廃止されました。

独身税については、日本でも賛否両論がありますが、あくまでも結婚に関わる事項で憲法に抵触してしまうので、少子化が真剣な社会問題になっている現状でも、今後独身税が導入されることはなさそうです。

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