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2012年9月

税金の教育について

 中学生の「税に関する作文」を、いくつか読ませていただく機会がありました。彼らにとっての身近な税金は、やはり消費税になるようで、「消費税の分だけでも、少ないお小遣いからやりくりするのは大変だ。」といったことが結構書かれていました。これで税率が8%、10%となったら、中学生も大変でしょうね。

 

 日本の租税教育のあり方について疑問ももちました。中学3年生になっても、日本の税金の仕組みをほとんど学校で教わっておらず、「今回の作文を書くことになって、初めて税金のことを調べてみた。」という子供達ばかりでした。これは私が子供の頃から、全く変わっていないようです。税金は国家の根幹を支える仕組みなのに、これを義務教育で教えないのはどうかと思います。国民があまり税金に詳しくなっては、政治家や役人がやりにくくなるからではないかと、邪推したくなってしまいます。税理士会でもボランティアで租税教育を行っていますが、国の責任で国民が税金を知る機会を作るべきだと思います。

 

9月の税務

8月からホームページのメンテナンスを行っていましたが、予定より時間がかかってしまいました。また業務日誌を再開しますので、よろしくお願いします。まずは9月の税務をご案内します。

9月10日
●8月分源泉所得税・住民税の特別徴収税額の納付

10月1日
●7月決算法人の確定申告<法人税・消費税・地方消費税・法人事業税・(法人事業所税)・法人住民税>
●1月、4月、7月、10月決算法人の3月ごとの期間短縮に係る確定申告<消費税・地方消費税>
●法人・個人事業者の1月ごとの期間短縮に係る確定申告<消費税・地方消費税>
●1月決算法人の中間申告<法人税・消費税・地方消費税・法人事業税・法人住民税>(半期分)
●消費税の年税額が400万円超の1月、4月、10月決算法人の3月ごとの中間申告<消費税・地方消費税>
●消費税の年税額が4,800万円超の6月、7月決算法人を除く法人・個人事業者の1月ごとの中間申告(5月決算法人は2ヶ月分)<消費税・地方消費税>