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2011年3月

震災の影響 その2

まだまだ震災の混乱はおさまっていませんが、確定申告で忙しかった時期の埋め合わせも兼ねて、家族で井の頭公園に散歩に行ってきました。動物園は休園中、園内には、「震災に鑑み、お花見の宴会はご遠慮下さい。」といった掲示があって、静かな雰囲気でした。

自粛・節約ムード一色なのは致し方ありませんが、エンタメ系、娯楽系の企業も、大幅な売上の減少で、深刻なダメージを受けています。こうした企業は現金収入が多いですから、売上が減るとすぐに資金繰りに影響します。震災直後から銀行は融資に慎重になってしまっており、体力のない企業には大変厳しい状況です。政府には適切な経済対策を講じて欲しいところです。

東日本大震災の影響

 被災された方々、関係者の方々、原子力発電所のトラブルに巻き込まれた方々にお見舞いを申し上げます。

 本当に大きな地震でした。当事務所では、食器が2,3個割れた程度ですみましたが、お客様の中には、PCやテレビなど、結構高価なものが倒れて壊れてしまった方もいたようです。その後の停電や交通の混乱、ガソリン不足などの影響も深刻で、売上減対策、資金繰り対策等これから忙しくなりそうです。

 当事務所は計画停電の第3グループに入っていまして、停電中はPC、電話、照明が全て使えません。基本的には通常時間で業務を行いますが、夕方に停電した場合には、17時頃で業務を打ち切らせていただくことがあります。ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い致します。

お客様の法人化

確定申告も終盤に入り、当事務所でも多くのお客様の申告を済ませました。やはり景気の悪さを反映して、利益が減ってしまった方が多かったようです。

しかし、逆に22年中に業績を伸ばし、23年中に法人化を検討するお客様も3件ほどありました。そのうち1件のお客様は、早くから法人化を希望されていましたが、「今の利益では、逆に持ち出しの方が多くなってしまいますよ。もうちょっと利益が出るようになってから法人化してはいかがですか。」とアドバイスしていました。「八木先生にハッパをかけ続けられていたのが発憤材料になりました。これからも頑張ります!」と、張り切っておられます。

開業10周年を迎えて、法人化をサポートさせていただいたお客様も、両手両足では数え切れないくらいになりました。これからも日本経済の土台を支える、優秀な中小企業の誕生に関わって行きたいと思っています。

3月の税務

まだまだ寒いですが、もう3月です。3月の税務をご案内します。

3月10日
●2月分源泉所得税・住民税の特別徴収税額の納付

3月15日
●所得税確定損失申告書の提出
●前々年分所得税の更正の請求
●個人の青色申告の承認申請
●前年分所得税の確定申告
●贈与税の申告
●前年分所得税の総収入金額報告書の提出
●確定申告税額の延納の届出書の提出
●個人の道府県民税・市町村民税・事業税及び事業所税の申告

3月31日
●1月決算法人の確定申告<法人税・消費税・地方消費税・法人事業税・(法人事業所税)・法人住民税>
●個人事業者の前年分の消費税・地方消費税の確定申告
●1月、4月、7月、10月決算法人及び個人事業者(前年12月分)の3月ごとの期間短縮に係る確定申告<消費税・地方消費税>
●7月決算法人の中間申告<法人税・消費税・地方消費税・法人事業税・法人住民税>(半期分)
●法人・個人事業者(前年12月分及び当年1月分)の1月ごとの期間短縮に係る確定申告<消費税・地方消費税>
●消費税の年税額が400万円超の4月、7月、10月決算法人の3月ごとの中間申告<消費税・地方消費税>
●消費税の年税額が4,800万円超の12月、1月決算法人を除く法人の1月ごとの中間申告(11月決算法人は2ヶ月分)<消費税・地方消費税>